『号泣する準備はできていた/江國香織』読了

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

号泣する準備はできていた (新潮文庫)

"そこなう"の新村さんのように嘘を吐かない人(あるいは誤魔化さない人)が好きだと思っていたけれど、そう思うことは滑稽でとても虚しく愚かであることに気づいた。時と場合によっては嘘は不可欠だ。

毎晩、寝る前にひとつかふたつ読んでたのだが、本を閉じるといろいろ考えてしまうので元々寝つきが悪いので更に時間がかかった。タイトルが『号泣』だけにアレだけどひとつくらい幸せな話があってもよかったなあと思う。