暗黒高校時代唯一の友達が壊れている。長く付き合って婚約してた彼氏が、福岡ローカルのフリーリポーターに鞍替えしたことがどうしても許せなかったらしく、リポーターのブログから彼氏の悪口並べ立てたメールを送ったり、リポーターが出てるラジオ番組に2人の悪事をバラすようなメールを送ったりしたみたいで、平気な顔して報告されてしまった。一応、そりゃあやっちゃいかんよー、格好悪いことやめなよー、と言ってみたけど全く理解できてない様子だったので、殺人だけはやめてね...と言っておいた。

なんかもうドラマか漫画か、つう次元の違う話で、人は裏切られ追い込まれると究極こうなっちゃうのか...と正直恐かった。何かしら楽になれるような方に導きたかったわけだけど、自分がされたひどいことの説明でいっぱいいっぱいで、私の言うことなんて聞いちゃおらず。話を違う方に向けても直ぐに軌道修正されてしまいどうにもできなかった。

私も同じなんだろうけど、意図しないとこでぐいぐい追い込まれると脳の防御機能が始動して、問題の摩り替えみたいなことが起こるのかなと。うまく言えないけど許しちゃいかんとこで甘えが起動するとかそういう感じ。付き合うことすら考えてしまうような相手だったのに、結婚適齢期を考えると、簡単に手放しちゃいかんと思ったらしく、信じられないまま付き合ってたようだ。

結婚適齢期に翻弄されて、"結婚"に雁字搦めになって本来の目的を見失ってる子たちが多すぎる気がするのだが、私みたいに本能の赴くまま往生際悪く生きてるのも違う気がするし、何が正しいのかなんて死ぬ間際にならないとわかんないんだろうけど、何にせよとりあえず日に一度くらい笑えるような毎日を過ごしてほしいなあと思う。

と、あれこれ書いたけど、そんな私はヤツをさっさと許して看護婦ちゃんと3人で大濠公園に行く夢を見たのだった。我ながら呆れる。