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- 観てきた『かもめ食堂』。(もうすでに昨日のことか)雨風が一番強い時間に出歩いたのでびしょぬれだったけど観客が非常にすくなかったので(10人程度)ヨシとする。
- で、映画の方はというと・・・よかったなー。がんばって行った甲斐があった。前評判の良さはあちこちで見聞きしていた分欲目はあったはずだけど、詳しくストーリーを知らなかったのせいか、すごく楽しめた。最後の最後に群ようこ原作だと知りびっくり。あれが文章になった感じは全く想像つかない。
- 作者: 群ようこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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- 小林聡美の力の抜けた感じ、片桐はいりの超現実的な考え方、もたいまさこの摩訶不思議さ、のバランス、それから「どうしてあの国で食堂を開こうと思ったのか」の明確な答えが最後まで出なかったこと、もたいまさこの(おそらく)『marimekko*1 *2』(であろう)コートやシャツが素敵だったこと(つい最近フィンランドに行った人が居るのにmarimekkoがフィンランドブランドだと知らなかったことがすごく悔やまれる。ずっとファブリックほしかったのにー!!)、画面が全体的に淡い色合いだったこと、しあわせなラスト、など多数良かった。暗い気持ちにならない映画は良い。もう一回観たいなあ。
- ああいう風にいろんなことをきちんと受け止め、だからといって深く追求せずおせっかいもなしで、すんなり受け入れていける人になれたらなあと思う。常におだやかで優しくあれることは本当に難しいけれど、私に良くしてくれる人たちのことを思い返すとみなそれに近い場所にいるような気がして、すごく恵まれているなあと思った次第。
- ご飯を食べてから出発したので軽く気分が悪く、何度か引き返そうかと思ったのだが映画がはじまれば大丈夫だろうと高を括って入館したのだけど、お腹は壊れるしほぼ最初から最後まで具合が悪く、せっかくの良い映画にちょびっとだけケチが付いたのだった。とほほん。このままじゃ飛行機ヤバイぜ・・・。
- 次に断然みたい映画発見(の前に『幸せのポートレート』行かないかんけど)。『やわらかい生活*3』9/2〜KBCシネマ。寺島しのぶってところがなんともテンション上がりっぱなし。豊川悦司が博多もんの役でバリバリの方言使うらしいけど違和感あるだろうなあ。妻夫木が博多もんの役やったらよかったのに(って知った顔で言ってるけど福岡出身とか今知ったバイ)。
- 『やわらかい生活』原作
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/05/10
- メディア: 文庫
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