深夜映画

  • 『視線のエロス*1』(1997年/フランス)

寝る前にテレビをつけたら、男の目線でカメラが回ってたので面白くて観てたら最後まで。(ほぼ)全編、男の目線のみで進んでいくので目に映るものは景色か目の前の女かだけなんだけど、こういうのもアリかなあと思わせるテク。

ストーリーはありふれた不倫の話。男が「妻と子供を捨てるつもりはない」と宣言しちゃう傲慢さとか、はじめは躊躇してた女が男の口車に乗せられてうっかり寝てしまってからすぐに破綻(てゆうか女も傲慢すぎて怖い)していく様や、挙句新しい彼を利用して奥さんにバラし、男を捨てて(奥さんに捨てられた)新しい彼とうまいことやっちゃうとことか、国境を越えてんなあって。バカな男はどこの国にもいるもんだね(そんなバカな男とわかっていながらハマっちゃう女もね)。周囲のいろんな男たちのこととか自分の人生とかリンクして面白かったゼ。