旅館の朝は早い。8時過ぎに起きて寝ぼけたまま朝食会場へ。白御飯に味噌汁、塩鮭、目玉焼き、海苔、納豆など朝食の定番とちまちまとしたおかずがいっぱい。コーヒーまでいただいたところで朝風呂へ行く時間がなくなってしまい、バタバタ準備をしてチェックアウト。

特に予定を決めてなかったので、嫁がみつけてきた旭志村・動物ふれあいランドへ。カンガルーがいるらしいのだが、カンガルーは見るだけでふれあえるのは小動物くらいかなあと思ってたらそうじゃなかった!


ひなたぼっこしながら寝てるワラビー

カンガルーではなくワラビーらしいが、園内ではたくさんのワラビーが放し飼いにされていてえさを持って近づくと、口をぱっくり開け咥えたかと思うと両手で持ってぽりぽり食べる。ひなたぼっこしてるワラビーが大多数だけど横座りしてる様もかわいくて満足。他にはラマ、黒い豚、やぎ、ひつじ、ダチョウが檻の中にいたり、ビーグル犬とウサギ、モルモットとはふれあえるようになっていた。私の一番のお気に入りは入り口にいた猫さん。ペルシャの薄いグレーと三毛の茶のミックスでほどよく肥えてて気持ちよい。ストーブの前に座ってると膝に乗ってきて撫でさせてくれた。かわいくてかわいくて連れて帰ろうかと思ったほど。撫でるのに忙しくて写真撮るの忘れてしまったのが残念だ。

動物の虜になった母が「次は宮沢さんの動物園*1に行く!」と言い出したので、阿蘇方面へ出発。ナビに出てくれなかったので詳細はわかんないけど阿蘇に着けば看板があるだろうと思ってたのだが、見つけることができず辿り着かない・・・。そば街道*2の看板を見つけ急遽行き先変更。ひたすら山道を走り一番上の店から3番目の蕎麦屋『戸無しそば屋』へ入る。駐車場目の前の少し登ったところに
店舗はあり、木造・土壁・茅葺が印象的。中に入ると更に趣がありとても落ち着く店構えだ。メニューを広げた父と弟夫婦は値段にビビッていたが、ここまで来たのだからと2800円の板蕎麦定食と1800円の蕎麦定食ととろろ蕎麦定食を各々の注文。2800円の方はまず小鉢4品とカスピ海ヨーグルトと蕎麦饅頭が箱に入ったものが出てきて、その後麺1.5倍の板蕎麦、1800円の方は小鉢2品とカスピ海ヨーグルトと陶器の皿に盛られた蕎麦かとろろ蕎麦。汁は関東っぽい甘くなく黒いもので、蕎麦はピカピカ光り少しもっちりした食感のオリジナルブレンドの麺と太麺でゴワゴワした食感の十割蕎麦があった。どちらもそれなりに美味しかったのだが、もうちょっと蕎麦の香りがしても良いような気もした。

パンパンに膨れたお腹を抱えて、小国の道の駅に寄ってから帰路につく。日田から自宅までは高速で40分ほどだから17時までには着くだろうと思っていたのだが、鳥栖〜筑紫野間で事故渋滞に巻き込まれ帰宅したのは19時*3。運良く誰もトイレに行きたがらなかったのが幸いだったのだが、私は少々パニックの症状が出ていて辛かった。父親と弟しか乗ってなかったからあえて言わなかったけど。

最後の最後、父が財布を無くしたと騒ぎ出し、昼間行った蕎麦屋に電話してみたけどないと言われてしまいがっくりしていたのだが、自宅に着いて車の中を隈なく探したら運転席側シートとドアの隙間から出てきた。ジャケットのポケットに財布入れとくからこんなことになる。

*1:阿蘇カドリー・ドミニオン - 阿蘇カドリー・ドミニオン

*2:http://www.asofan.net/soba/itiran.htm

*3:事故は筑紫野IC出口の分離帯に大型車と普通車2台が接触したらしいのだが、事故後に残されていたものは跡形もなくグニャグニャになった金属の板のみだったので、たぶん死者が出ただろうなあと思ってたけど、翌日の新聞には出てなかった