新しい経理システムの打ち合わせで東京本社からふたり来店。ひとりはもう20年近く本社で働いてる派遣の女性で、とても感じが良く彼女のことがみんな大好きなので今日の飲み会*1はみんな盛り上がってた。

二次会は男性と女性別れて開催。いつもの韓国料理屋でマッコリ飲みつつ人生について語る。


彼女(といってもだいぶ年上の51歳)は人間嫌いの旦那さんにどれだけ邪険にされようが"好き"な気持ちを貫いて、ラブレター作戦で旦那さんをゲットし、旦那さんのことがあまりにも好きで子供ができたら旦那さんを取れられしまう気がして産まない選択をした人だ。その彼女の口から「最近、子供がいてもよかったかなと思うんだ」と聞かされた。甥っ子や自分の兄弟の孫に接するとやはりそう思うらしく、旦那さんに「子供がいてもよかったね」と言うと「それは言うな。自分で決めたことだろ」と諭されるそうだ。私が若かりし頃の彼女と同じような考え方であることを知ると、彼女は「子供は産んでおいた方がいいよ」何度も言った。自分で選んだ道で言ってはいけないことだとわかっていても、どうしても口に出したくなる時があるのだろう。いつもは強い彼女が少しだけ弱く見えた瞬間だった。

韓国料理屋での話は尽きず、彼女のホテルまで行き1時までいろいろと話を聞いてもらった。仕事の話、恋愛の話。感極まって思わず泣いてしまったのだけど、彼女は根気よく付き合ってくれた。私と彼女は直接仕事で関わったこともないのに、なぜだか私のことを気に入ってくれている。とても幸せだ。帰りはちゃんとホテルの下まで送ってくれて「東京に遊びにおいで。泊まっていいからね」と手を振ってくれた。

*1:呉服町のもつ幸。酢醤油で食べるもつ鍋でもつ鍋ランキングでは2位だとか。食べ方が目新しいから人気なんだろうしきちんと美味しいんだけど、"もつ鍋"というカテゴリでいいのかなという気がしないでもない。しかしお通し代400円って・・・