ヒトラーの贋札

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日曜日の昼にWOWOWで流れてたのを何気に観てたんだけど、やめられなくなって最後まで観た。この映画の主の部分である"ベルンハルト作戦"については全く知らないので歴史的な部分がどうなのかはわからないけど、ベルンハルト作戦を指揮していた長官の「飴と鞭」っぷりとか、贋札工場で働く囚人たち（といっても本物の悪人ではない）の、贋札を作ることで生き延びられるが、完璧な贋札ができればアウシュヴィッツ収容所にいる家族が苦しむ、という状況での葛藤が見事に描かれていて、戦時下の状況がよくわかる映画だった。暗い映画だけどやっぱりこういう映画は必要だよね。戦争反対！なんてよく知らないくせに声高に叫ぶバンドマンより説得力あるしね。去年のアカデミー賞外国語映画賞とったのも頷ける素晴らしい映画だった。