仲良しや後輩の未来がなんとなく見えてて当然のごとくそうなっていくのだが、自分の将来はなんにも見えない。まあ見えないわけでもないが、真っ暗でもなく明るくもなく、いまと変わりなく続いてる様子しか浮かばない。夢を見ないのって傷が浅くて済むけれど、夢を見る人より人生つまんないかもな、と思う。

後輩がうっかり彼氏ができたと漏らした。またいつものうっかりだ。どういう状況であれ彼女がしあわせと思えるのならそれでいいと思う。今回もまた短い付き合いになって人生を嘆いたとしても、またすぐに好きな彼ができてお付き合いは始まる。彼女の絶望は長くは続かないことを知っている。



友達にお土産を買ってきた。早めに渡さなければならないブツだったので、帰国してからすぐに、時間が空いたら連絡ちょうだいとメールしておいたのだが返事なし。返事がないのはいつものことだけど、前回返事がなかったあいだに病気してたこともあって気になって様子伺いのメールをしてみた。今回は病気ではないけど仕事がバタバタしててメールする気力がなくて、との返事。病気の心配は消えたけど、今度は一時期みたいに追い込まれてるんじゃないかって心配になってしまった。フラれているんだからそう思うこと自体バカみたいだけど、近くに友達がひとりもいない、たとえ友達がいても仕事の愚痴をなかなか吐き出せない人だから、心配なのだ。当然のことながら素直に彼は私に助けを求めない。ひとりでかたをつけようとする。誰でもいいから今の状況を話すだけでも少しは気が楽になるはずだから、そうしない(そうできない)彼からそれとなく引き出してやりたいとも思い、いろいろ考えた結果、仲良しの離婚の話も終息に向かっててずいぶん落ち着いたし馬鹿話でよければいつでも付き合うよ、とだけメールしておいた。わたしにできるのはそこまで。あとは投げかけてくるのを待つしかない。彼の性質だから仕方ないのだが、うまく引き出してやれないのは友達としても機能してないようで腹立たしくて泣ける。