『好きだから会いたい』より『心配だから顔を見たい』と思う。なんだかお母さんみたいだけど、ほんとうに心配でならない。わたしがいくら心配したって本人が投げかける気持ちにならなければどうしようもないのだが、追い込まれるとごはんも食べずにただひたすら暗い部屋で眠るだけ、な生活から引き摺り出してやりたいと思う。生活している土地に友達がいない状況がもたらす心理的負担がどれだけのものなのかわからないが、学生時代の友達と電話で話してる様子を見ると、やっぱり友達はいないよりいた方が良いんだろうなと感じる。知り合った日に「また遊んでね。友達いないかわいそうな子だからさ」とメールが届いたことを考えると、ふざけた調子だったとはいえあながち嘘じゃなかったんだろうなと思う。彼にはいつも笑っていてほしいと思うから、できればその手助けをしてあげたい。


などと昼間考えていたら夕方電話があってお土産を渡すことに。会社まで迎えにきてもらって車に乗り込んですぐに顔を見たらちょっと眠そうなくらいで顔色は良かったので少し安心した。手の甲と足首のヘナタトゥーを見せたり離婚話をしたりしながらカレー屋へ。お土産の説明とセブの話をあらかた済ませてからは、彼の上司の異常行動の話を延々4時間。わたしはただ相槌を打って聞いてるだけという状況で「やっぱりいろいろ溜め込んでたなあ」と幾度となく思った。家の近くに車を停め、またしばらく仕事の話とセブの話を。別れたのは1時過ぎで正直明日が心配だけれど、言い尽くした感があったので話を聞けてよかった。

カレー屋で「お土産買ってきてもらったりいろいろ気遣わせたので今日はおごります」と言うので「ようやく私の愛に気づいたか!」と言ったら「よくそんなこと平気な顔で言えるね・・・」と。わりと誰にでも言ってるので平気ですよわたし。とは言わないでおいた。

今日はなんども「ありがとうございます」と言われた。あまり言われたことがないのでうれしい。