後輩2

昨日後輩1が後輩2と話した内容は本人の意思は「辞める」ことに決めていたとのことで、理由は

  1. 事を大きくしてしまったので心情的に働き続けるのは難しいと思う
  2. 続けても同じことを繰り返すだろうし(変わる意思はない)
  3. 仕事をさばく能力がない
  4. そもそも今の仕事が好きじゃない(やりたいことがあるけど親に反対されている)
  5. 今の仕事を続けていても将来は絶望的
  6. 物欲もなく毎月給料はたまっていくばかり
  7. だからお金を稼ぐ必要性を感じない

というようなことをつらつらと述べたので「最後のチャンスだけど本当に辞めるってことで良いんだね?もう撤回はできないからね」と釘を刺したら、はじめて目をがっつり見て「辞めます」と言ったそうで。その後すぐに後輩2は支店長に後輩1と話したことを報告したのだが、「続けたいです。でも〜〜〜〜〜なので辞めます」と言い、朝聞いた話(辞めない)と違うので慌てた支店長は「おそらくうつ病だから今日は病院に行って、辞める辞めないは親ともう一度相談して決めてきなさい。返事は明日で良いから」と。支店長は娘さんが長くうつ病を患っていて、さらには思い込みが激しいので少しでも精神的に不安定になった人を見ると"うつ病"にしてしまう。実際のところうちの会社の支店長以外はそんな風には全く思ってない。いろいろあったけど、ロッカーの荷物はほぼなくなっていたし、今日聞いた本人の意思は固かったのでおそらく辞めるだろうね、ということで落ち着いて昨日はお開きになった。

今朝出勤すると当然のごとく応接室に副支店長と後輩2が入って話していた。ふと後輩2のデスクを見るとコンビニの袋に入ったジュースが置いてあり、いつものお仕事セットも当たり前のようにセッティングされていた。おかしいなと思いながらデスクに座って仕事をしていると、応接室から出てきた後輩2は会議室に行きヨーグルトを食べ、副支店長は支店長になにやらごにょごにょと報告している。あれれ?後輩2は今までのことはなかったかのように、当たり前のようにデスクに座り、出張に出る人に明るく声を掛け、私たちの会話にいちいち相槌を打ちケラケラと笑っている。ここ数ヶ月のだんまりとは全く違う。私と後輩1は「えーーーー!?」である。副支店長は状況報告をしないまま事務所を出てしまってますます意味がわからない。

もし辞めないことにしたとしても、昨日後輩1と話した内容を180℃覆した結果になったのだから、まずは後輩2本人から何かしらの報告があるべきだ。本人がやれないのなら、やるように促すのが副支店長の役目でもあると思う。散々振り回されたあげく気持ち悪いくらいに明るく振舞う様子を見て、私も後輩1も平常心を保てるわけがない。

昼前に副支店長が戻り私と後輩1が応接室に呼ばれ「辞めないことになったので、いままでと同じように優しく接してやってください」と。更にはいままでやってた仕事を減らす方向で考えてると言われたので「そうするのなら本人が自覚を持ってやれるように事細かに仕事の担当を説明すべき」と私は提案した。すると「●●さん(私)の考え方もあるでしょうが、▲▲さん(後輩2)も同じように思っているとは限らないし、そこまでする必要性があるとは思えないが」と。通常ならそんなことしない。でもいままで3年間、私たちの仕事を振り分けた分は自分が手伝わされてるとしか思ってない相手だから、だ。続けるのならやることはやってもらわないと困る。当然、後輩1も同じ思いだ。それでは、と仕事の振分けを見直すために今週中に事細かに書き出して、どれを誰に振るかを提出してくれと言われたのだが、正直いまの状況で後輩2が続くとは思えないので6月いっぱい様子を見てから考えることにさせてくれとお願いした。それから、いままで振り回されたことと今朝の態度(報告もなく当たり前の顔をして座っていたこと)で私も後輩1も平常心ではやっていけない、親に説得されて続けることに決めたのならまた同じ状況になるだろうと思うということも伝え、しばらく様子を見させてもらうことに。

本人の意向も上司の意向も何もかもに腹が立っていてもたってもいられなかった。昼ごはんも食べる気がせず、煙草だけ吸って午後の仕事に。