皆既日食について一応。当然のことながら観察眼鏡はないので、とりあえずクリアファイルをマジックで黒々塗って簡易観察眼鏡作成(目を痛めるのは承知の上)。今日は特別に屋上を開放してくれたので、事務所からも見えるけど屋上に行ってみると、けっこうな人数が集まっていた。厚紙に穴を開けて床に照らして見てる人もいれば、レントゲン写真を持ってきて見てる人も。右上から欠けていき、三日月が最高潮に細くなった11時55分過ぎには、曇ってるのとは違う、薄茶色の空間にひんやりとした風が吹いた。なんともいえない不思議な空気。暗くなる時は徐々になってったような気がしたけど、明るくなるのは早かったような。お昼ごはんを食べに外に出た時には朝と変わらない、ねっとりした暑さに戻っていた。さほど興味がなかったわりに、仕事放棄の一連でけっこう楽しめた。次も見れるかなあ。


朝からずっと気持ちはどんより。まったく集中力はなく、何もかもがいやで仕方ない。ピンポイントで原因があるわけではなく、漫然とした気持ち悪さ。なんとかならないかな。


昨日から入院してる不動産屋くんのお見舞いに行く。遺伝性の糖尿病がひどくなってきたらしく入院だけど、早めの治療と生活改善で悪化しないようにしましょうという教育入院みたい。本人いわく「ようやく入院の理由がわかったから安心した」って。朝から夕方まで検査とか講義とかあって忙しいみたいで、せっかく買ったドラクエができないって嘆いてた。


看護婦ちゃんと週末の海中フェスについて打ち合わせ。少しだけ仲良しの話が出て、私にまだ連絡してないって聞いた彼女は「連絡せなやろう!」と言ったら「大丈夫やろ〜」と返ってきたと。自分でも仲良しに対してどういう感情になってるのか見えないんだけど、週末のフェスに行きたくない気持ちがますます強くなった。でも言い出せないワタシ。かなりつらい。


一旦帰ってから飲み終わりの友達にお土産渡しに。賞味期限が短いお土産はダメだなあって思いながら待ち合わせの駅で拾うと完全泣き顔で、えらくお茶したいって言ってた理由がピンときた。結婚してる同士、好意を持ってても先に進めない状況で、気持ちだけが膨らんでどうしようもなくなったみたい。同じ会社で働いてると嫉妬が出てきたりもして、言っちゃいけないことを全部吐き出してしまったって後悔してた。恋してんなあって笑って、私はあいかわらず「行き着くとこまで行け」って言うけど、本心はそういう道には進んでほしくないなあと思っている。彼女はいまどき珍しいくらいに純粋で貴重な存在だから理解ある旦那さんとずっと仲良く暮らしてほしい。夜風に吹かれながら0時までお茶したり少し落ち着いたようで週末まったりする約束してバイバイ。



ふたりに会って、なんて自分はちっぽけで自分勝手なことばかり考えてるんだろうなあと思った。わけわかんない理由で泣いたり落ち込んだりほんとつまらん人間だなあと。本気で悩んでても笑いながら触りしか話せてないとこあたりみると、おそらく少しは自覚があるんだろうけど。