昨日は大濠花火大会で、毎年1日と決まってるから忙しくて一度も行ったことがなくて、今年は土曜日じゃん!って気持ちとヤツの家から歩いていける場所だから会う口実になる!ってことで週はじめに誘っておいたのだが、確か花火とか好きじゃなかったよなあとか思っててはっきり返事がないのも納得だった。

誘った手前念のため確認しておこうと当日メールするとすぐに電話があり、行くのはかまわんよ、と。まあいつものごとく上から目線ではあるが行けることになりちとウキウキしながら花火がはじまるちょっと前に家に行った。すると寝ている…。「眠い?」と聞くと「そりゃあ眠いよね」と返事。そりゃあって言われても事情知らんし…と思いつつもしやこれは行きたくないアピールなのか?と「面倒くさい?だったらここから(ヤツのマンションからちょっと見えるらしく)観てもいいよ」と言うと「行くのは問題ないよ」と。ちょー面倒くさい男だぜ…。話の流れで「たぶん〜だと思うよ、行ったことないからわかんないけど」と答えるととニヤニヤしながら「30とか40とかにもなって(40にはなってません)一度も行ったことないの?」と言われた。言われたことにどうこうはないけど、やっぱ誰でも花火大会のひとつやふたつ恋人と行ったことがあるのが普通なんだなと考えさせられるものがあった。

歩いて向かってる最中に花火がはじまり、現地に着くと入口は人で埋め尽くされてとてもじゃないけど入れる状況ではないように見えた。ここから見ようってことになるだろうなあって思ってたら、ヤツはちょっと考えてから人込みをぬってズンズン中に入っていく。行くのか!と意外な一面に驚きながらもはぐれないようにヤツのシャツを軽く掴んでついていき、公園の中に入ると意外にも空いてる場所もあって想像していたよりかなり快適だった。朝からパンを1個しか食べてなかったので低血糖になってクラクラしてきたので、出店で適当に食べ物を仕入れて花火を見ながら食べて。私はひとりで「うおー!」とか「ちょーキレー!」とかはしゃいでたら「オレあの花火が一番好き」って聞いてもないのに言い出してびっくりした。花火を堪能できる人だったとは…。花火が終わってから小腹が空いてたので出店でたこ焼きとビール仕入れて座って空腹を満たし帰ろうとしたら「公園一周廻って帰る?」って提案あり。「そだねーダイエットのためになるしねー」とか平気な感じで提案にのったけど、心の中では「えーーーーっ!!マジっすか!!いいんすかっ!!」てテンションマックス。うれしいのと人込みの中、大半とは逆行して歩いたのとでちょっと気分悪くなったけど、いろいろな発見もあって楽しかった。


なのに…、それにケチつけるようなことをしてしまい妙な空気に。たぶん帰ってほしかったんだろうにテレビ観てる間に眠ってしまっててしかも完全に目が覚めたのが昼前だった。しかも途中で何度か目が覚めて知ったのだが、私が布団で寝てヤツはリビングの座椅子に寝て、という形。暑かったから扇風機があるリビングに移動したってのもあるとは思うけど、アレやられるとけっこう参る。そして起きていってもだんまりでいつものことではあるけれど今日はその空気に耐えられず、しかも泊まってしまった申し訳なさと機嫌が悪そうな感じなのとで風呂に入りたいと切り出すのに30分掛かった。(風呂に入らず帰ろうとも考えたけど、その状況ですぐに帰りますとも言い出せず)その後なんてことなく時間は過ぎていったけど勝手に想像してる不穏な空気に耐えられなくなったので、風呂に入ってる間にふと気に掛かってたことを調べるためにしてはいけないことをして状況を確認しショックを受けしばらく放心。ますます耐えられなくなってとりあえずはお礼とお詫びのメモを書いて玄関へ。スニーカーを履くのに手間取ってると風呂から出てきたヤツと鉢合わせ。タイミング悪すぎるやろ…。気まづすぎる〜ってひとりでてんぱって「お世話になりました。またね」と言うと「はいー」っていつもの感じ。アレ?取り越し苦労?でもメモを書いてスニーカーを履いた手前、家を出ないわけにはいかずそのままバイバイ。


良かったのか悪かったのかもわからず、知ってしまった状況にもショックを受け、混乱したまま夜になった。考えれば考えるほどヤツに対してだけではなく他のすべてに対して自分の身勝手さに打ちのめされ打ちひしがれる。テレビを観ながら便乗泣き。先々週から泣きすぎ。ほんとは誰にも会いたくない気分なのに、不思議といろいろあって会わなきゃいけない日々が続いてるから疲れてるのかもだけど。





またメガネを買った。しかも今回は高いやつでヤツと知り合ってから作るの3本目だから本気で呆れられている。メガネにこだわるのは少しでも外見をマシに見せたいからなんだけど、たぶんこれを言っても理解できないだろうし、手っ取り早いところに逃げてるって怒られるから言わない。