今週は人の仕事に追われて自分の仕事に集中できなかった。急に転勤が決まって引継ぎも早々に出てってしまった人の後任は事務仕事に不慣れな人で、全体を把握してないので見込みの数量なんてわかるわけもなく。どの資料を使うとか作業の流れもわかってなくて、途方に暮れていた。もちろんやる気の問題ではあるんだけどそうも言ってられない状況なので、誰かが指示を出してやらせるしか手立てはない。この仕事、私は3ヶ月しかやってなくて正直なところさほど慣れてはいない。後輩は2年ほどやってたから、教えてあげるのは後輩が適任なんだけど、やる気のない人は相手にしないと決めてたようで放置。となると隣に座ってる私が教えるしかない。

流れにそって指示を出して中身は本人に計算させたりしてたのだけど、正解が見えないものほど頼りないものはなく、後輩から聞いていた数字に近かったのでそれで良いもんだと思って、数日かけて作った資料を今朝提出した。やっと一息つけると安堵していた夕方、提出した先から数量が少なすぎると指摘あり。この指摘、本来なら提出した相手にあるべきなのだが、提出した先の担当者(一時期八つ当たりされてた人)は後輩の携帯に連絡してきたのだ。事務所の外で長々と話し戻ってきて早々内容を掻い摘んで私に報告があった。わたしは「その内容は先方から、作った本人に伝えてもらった方がいいのでは?」と言ったのだが、後輩はそれには従わず作った本人にも無断で資料を修正してきた。そして「○○さんから指摘があったから見直してみたらずいぶん違ってた」とスラスラと内容を説明。その内容を元に本人に修正させるんだろうと思って見ていたら就業時間を過ぎていたからなのか、すべての資料をすべて後輩が仕上げてしまった。更には私がその時にチェックしていた資料もすべて梃入れされて、あれよあれよという間に終了。作った人も私も唖然としたし、ここ数日築きあげてきたものをすべて崩されてしまった怒りもあって、釈然としなかった。

チェックが甘かった私が当然悪いのだが「本人が自覚を持って自力でなんとかすべきだ」と言ってたのに最終的にすべてやってしまったのはその意に反する。どんなに時間が掛かっても本人が見直すべきだったしヒントさえ出してやればできない人ではないのだから、やらせればよかったのだ。すべて終わった後の私と担当者の虚無感といったらなかった。いまでもなんとも言えない嫌な気持ち。きっと彼も同じ気持ちで週末を迎えているはず。

いまの福岡の人員体制はあまりにもひどくて、中心となるべき男性たちはほぼ新人みたいなものだから、わたしと後輩中心にすべての仕事を回してる感じだ。できないのだから仕方ないとはいえ、形勢は完全に逆転。男性たちの立場がない状況が生まれてしまっている。あんまりだ。