連日ジム通いでは乙女(まがりなりにも)としての張り合いもなく、会社に届いた通販雑誌を眺めたりインターネットでくだらないゴシップを読んだりと、夜の時間を無駄に流す。ちょうど良いタイミングで仲良しからお誘いがあり、ではでは、とジムに行かない分は会社から友達の家まで歩くことで帳尻を合わすことにする。裾広がりの丈の短いコートでは腰から背中に風が容赦なく入ってくるし、手袋なしの手で重たいバッグを持っていると悴んできて、歩いて行くと言ったことを軽く後悔した。しかししばらく我慢すれば体も手も温かくなってくるもので、唯一どうしようもないのは顔の横に付いた耳。家には数え切れないほどの帽子があるというのに今はない。そのうち頭の芯がジンジンとどうしようもなくなりもう歩けない、というところで目的地に到着。レンタルショップの明るい光が天国のように見えた。

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晩御飯は、枝豆、タゾチャイティーラテ・シロップ少なめ、マシュマロチョコレートクッキー半分、ごまさば、バケット1切。以上、食い合わせ悪すぎ!食べすぎ!