後輩の友達の話。その友達とは私も3度ほど飲んだことがある(内1回はコンパ)。お世辞にもかわいいとはいえず、小太り、酒乱、性格がいびつ、プチストーカーな彼女に、2月末のある日28年目にしてめでたく正式な彼氏が出来たとのこと。本人はかなり舞い上がってるようなのだが、後輩は苦笑い。経緯や状況を聞いたところ・・・

  1. 相手は会社で使ってる鮨屋(博多の有名処)の鮨職人で、彼女から飲みに行こうと誘った
  2. 初デートでコートのポケットの中で手を繋ぎ、おやすみメールが届く(彼女、フォーリンラブ(古い))
  3. 2度目のデートの日、仕事から帰ってくる彼を彼の自宅前で待っていたところ、部屋に連れ込まれ玄関で強引にキスをされる
  4. 「付き合ってないのにダメ!」と反論したところ、「好きじゃない女にこんなことはしない。だから付き合おう」と言われ即答→ベッドイン(古い)
  5. 次に会える予定を聞いたところ「休みは全部埋まってる」との返答
  6. 唯一彼が空いていた日に野球に誘ったが試合は早々に切り上げ彼の自宅へ→お泊り
  7. 翌日「いま彼女がいると鮨職人の修行に身が入らない。親や彼女の上司に秘密で付き合ってることも気が重たい。好きだけどつきあえない。だから友達に」とメールが届く
  8. 当然のことながら彼女は諦めきれず話をしに行く→お泊り
  9. 同じ理由でフラれたが「彼のためなら」と別れることにしたが友達関係は継続

後輩は「最初からだまされてることも気づかずにバカだ!」と憤慨し私も苦笑いはしていたが、彼女の気持ちは痛いほどわかるので本気で笑えなかった。私も同じ状況にいるんだから笑えるはずがない。男のことを"ヤリ逃げ"だのと言い、女の方には"ヤラレ損"だと言うけれど、女側にもその意思はあったわけで"ヤラレ損"なんて言葉は当てはまらない。誰にでも、つかの間の幸せだとわかっていても人のぬくもりを感じたい時があるはずで、男とそういうことになる機会が少なければ少ないほどそのチャンスを逃すまいと必死になるものだ。仲間はずれにされた経験があるブスデブ女にとっては、多少なりとも好意を寄せてる男から何かしらを求められると、思わず飛び上がってしまうほどうれしい。ほいほい口車に乗せられてしまうのも仕方のないことだと思う。いつの日か彼女にもステキな男性が現われますように。。。